News

お知らせ詳細

プレスリリース

アイディア、『日本財団』の「無人運航船の実証実験にかかる技術開発 共同プログラム」(*1)に参画  『三菱造船』と『新日本海フェリー』が共同で行う 大型カーフェリーの無人運航の実証実験において陸上監視システム開発を担う

海事産業プラットフォーム「Aisea(アイシア)」を運営するアイディア株式会社(本社:東京都 渋谷区、代表取締役CEO:下川部 知洋、以下当社)は、公益財団法人 日本財団が公募した「無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プログラム」(*1)に参画します。
三菱重工グループの三菱造船株式会社(本社:横浜市西区、代表取締役社長:北村 徹、以下「三菱造船」)と新日本海フェリー株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:入谷 泰生、以下「新日本海フェリー」)が共同で行う大型カーフェリーの無人運航の実証実験において陸上監視システム開発を担い、セキュアなデータプラットフォームを開発することをお知らせします。

■参画の経緯
本実証実験にあたっては、船舶と陸との間の通信をいかに安全に効率よく行うかが極めて重要であることから、以前より海事産業向けプラットフォーム「Aisea(アイシア)」を開発・運営していた当社が、その知見を活かしプロジェクトに参画することとなりました。

■本実証実験におけるAisea(アイシア)の役割
無人運航船では船舶の操船に多くのデータを利用します。セキュリティ上、最大のリスクはデータの改ざんや破壊です。測定データを破壊して判断を誤らせたり、操船指示が機械に届くまでの間に値を書き換えることで、船舶に危険な操船をさせたりすることが可能になってしまいます。
大型のフェリーでそのような事象が一度発生すれば、乗船者の命を含め、非常に大きな損害が発生することが考えられます。そのため、本実証実験にあたってはセキュリティ面、特に情報の「完全性」(情報が改ざん・破壊されていないこと)および「真正性(しんせいせい)」(なりすましなどがないこと)を高度に保持する、セキュアなデータプラットフォームを開発いたします。
また、機器のトラブルなどが発生した場合に、アラート情報を陸の管理者に即座に伝える管理者向けの機能も併せて開発し、大きな問題に発展させない仕組みを構築いたします。

▲無人運航実証実験を行う大型高速フェリー

(*1) 世界に先駆けて内航船(国内を航⾏する船舶)における無人運航の実証試験を成功させることで、本分野の技術開発への更なる機運を醸成し、日本の物流及び経済・社会基盤の変革を促進させるプログラム。
– 日本財団ホームページ(2020年6月12日発表)
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2020/20200612-45056.html

 

 

■Aisea(アイシア)について
スマートデバイス(スマートフォンやタブレット)やパソコン上で、船舶の動静を中心とした海洋の物体を可視化し、海事産業に携わる各々が必要とするシステムの実装を容易にするプラットフォームです。ITの専門知識がなくても、比較的短期間でシステムの開発・運用ができる仕組みを提供し、海事産業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させます。

▲サービス概念図

アイディア株式会社 会社概要

本社所在地
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー22階
創業
2018年1⽉
資本金
1億円
代表取締役CEO
下川部 知洋
事業内容
海事産業プラットフォーム「Aisea(アイシア)」の開発・運用を通じて、業界のDXを支えるサービスの提供から、AI・IoTなどの最先端テクノロジーを駆使した研究開発を行う。
企業URL
https://aidea.biz


本リリースに関するお問い合わせ先
アイディア株式会社 広報担当
TEL:03-6276-7640
メール:info@aidea.biz