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田渕海運、労働時間管理システム「Aisea Crew」を導入。 船員の働き方改革を推進する体制を強化。

アイディア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:下川部 知洋、以下「当社」)が提供する船員労働時間管理システム『Aisea Crew(アイシア クルー)』を、田渕海運株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 田渕 訓生、以下「田渕海運」)が2022年12月から導入したことをお知らせします。
田淵海運とAisea Crew

■導入に至った背景
 田渕海運では所有する一部内航船への配乗を自社で行っており、船員はグループ全体で約70名に上りますが、昨年4月の船員法改正に伴う船員の労働時間管理対応が課題でした。船員の人数が多く、海事局が提供するExcel(マクロファイル)での管理が困難であることが想定されたため、労働時間管理システムの導入は兼ねてから検討していましたが、幅広い年齢層の船員が簡単に打刻できるシステムを必要としていました。
 当社が提供する労働時間管理システム『Aisea Crew』は、船員向け打刻アプリと陸上管理者向けWebシステムの連携により、カンタンかつ適切な船員労務管理を実現するサービスです。機能を最小限に絞り、ボタンタップのみで簡単に操作できる船員向けアプリに強みがあることから、田渕海運は2ヶ月のトライアルを経て運用可能との判断に至り、全隻にAisea Crewを導入致しました。
船員管理アプリ(Aisea Crew)の特徴

■Aisea Crew導入効果
 システム導入前は、船員法上作成・備置が義務付けられている労務管理記録簿の管理にあたり、船員が手書きやExcelで記録した労働時間の報告を受けた陸上管理者が全船員分を作成し、保管する必要がありました。かつ、過重労働の恐れがある船員を把握するためには、各船員の労務管理記録簿を全て確認する必要があり、タイムリーに過労防止措置を取ることが難しい点に課題がありました。
 Aisea Crewの導入により、労務管理記録簿は自動作成の上クラウドで自動保管されるため、陸上管理者側の管理工数が大幅に削減されました。加えて、陸上管理者向けWebシステムの労務ダッシュボード機能で過重労働の恐れがある船員がアラート一覧で確認できるため、速やかに過労防止措置を取ることができるようになるなど、デジタル技術を活用することで、業務負荷の大幅な削減とともに、船員の働き方改革を推進する体制を整えることができました。
船員労務管理「Aisea Crew」のWeb


■今後の展望
 田渕海運は、今後Aisea Crewによるタイムリーかつ適切な労働時間管理を通じて、船員の働き方改革を推進していくとともに、会社全体でDXを推進していく方針です。各部署から担当者が出席し、様々な業務のデジタル化について検討を行うシステム会議の場を昨年から設け、DXを推進する体制を整えました。今後、配乗管理や給与計算等の労務管理業務だけでなく、オーナー船との連携や配船計画等、業務効率化だけでなく企業価値向上に繋がるDXを目指します。
 当社はAisea Crew提供前から、船舶運航管理のDXを推進するサービス『Aisea PRO』を提供して参りました。Aisea PROは、各業務のデジタル化によって得られるデータを活用して新たな付加価値を創造するデータ共有・連携の仕組みや、お客様のご要望に応じて柔軟に機能開発を実施できる拡張性に特徴があるシステムです。当社は、田渕海運の目指すDXを実現するために、今後も新機能開発や新技術の研究開発等を通じてサポートして参ります。

【田渕海運株式会社の概要】
所在地: 大阪市中央区南船場二丁目3番11号 田渕南船場ビル
創業: 1917年10⽉
資本⾦: 1億80万円
代表者: 田渕 訓生
事業内容: 海運業、貨物運送取扱事業、船舶代理業、物品売買代理業、産業廃棄物処理運搬業
企業 URL: https://www.tabuchi-kaiun.co.jp/

アイディア株式会社 会社概要

本社所在地
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー22階
創業
2018年1⽉
資本金
1億円
代表取締役CEO
下川部 知洋
事業内容
海事産業プラットフォーム「Aisea(アイシア)」の開発・運用を通じて、業界のDXを支えるサービスの提供から、AI・IoTなどの最先端テクノロジーを駆使した研究開発を行う。
企業URL
https://aidea.biz


本リリースに関するお問い合わせ先
アイディア株式会社 広報担当
TEL:03-6276-7640
メール:info@aidea.biz