旅客船・貨物船・フェリー・漁船etc..細かく分類される『船舶の種類』の基礎知識

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船と一言に言っても海を航行する船舶には様々な用途や多種多様な形状があります。今回は日本で一般的に定められている『船舶の種類』についてその基礎知識をご紹介します。
船舶の種類について
現代の日本では『船舶の種類』が様々な用途によって定義付けられています。 その分類は、観光等に多く使用される「旅客船」、主に貨物を運ぶ役割の「貨物船」、そして「その他の船舶」の大きく分けて3種類に分かれます。
「旅客船」と「貨物船」は総じて『商船』と呼ばれておりその分類の中にはさらに沢山の種類が含まれています。また、『その他の船舶』にもとても多くの種類があります。以下では、それぞれの『船舶の種類』についてご説明しましょう。

『商船』に含まれている船舶とは?
『商船』とは主に、旅客を運ぶ「旅客船」と、貿易物資や国内貨物の輸送を行う「貨物船」に分かれています。どちらも用途や貨物内容に沿った特徴を持っており、それぞれ形やしくみが異なっています。
『旅客船』の場合は国内の各地へ人を運ぶ「一般旅客船」、人と自動車を一緒に運ぶ「フェリー」、世界中の海を航海する「外航クルーズ船」、観光遊覧を楽しむ「観光船」、離島の航路を渡るジェットフォイル「高速旅客船」が代表的です。
『貨物船』の場合は、効率よく貨物を運ぶことが目的なので特定の貨物にあわせて造られた船が多くあります。このように最も効率的な輸送方法を追求した船は『専用船』と呼ばれています。
『専用船』は貨物の特徴に合わせられているため、コンテナ、雑貨、穀物、木材、原油、LPG、LNG、石炭、鉄鉱石、自動車、石灰石、セメント等々、積載物に応じて多種多様な種類があります。また、日本から世界へ外国航路に就航している船は『外航船』、国内の港と港を結ぶ国内航路に就航している船は『内航船』と呼ばれています。
『商船』以外の特殊な船について
『商船』以外の『その他の船舶』にも、様々な船の種類があります。タグボート、浚渫船、サルベージ船、石油掘削船などは「作業船」。捕鯨、トロールなどの漁業に使用される船は「漁船」。海底ケーブル敷設や気象観測、さらに深海調査のための船は「特殊船」。巡視船や消防艇などの「官庁船」。そして、航空母艦、巡洋艦、護衛艦、潜水艦などの『艦艇』です。
上記のような『商船』以外の特殊な船もたくさんの種類があり、それぞれの目的で海を航行しています。
このように海には様々な種類の船舶が多用な目的を持って航行しています。安全な航海を楽しむために大事なことは、同じ海域を運航する他の船舶についての種類や情報を的確に把握すること。アイディア株式会社が開発・運営するアプリケーション《Aisea(アイシア)》は、船舶の種類を問わず、船の所有者に利用していただきたいサービスです。その機能や詳細については
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