船の運転ライセンス『小型船舶操縦免許』の種類

アイディア株式会社のコラムをご覧いただきありがとうございます。我々アイディアは 船の安全と安心を、世界一快適に を理念に掲げ《Aisea(アイシア)》と言うアプリケーションの開発・運営を行っています。当コラムでは船舶や海洋に関する基礎知識から最新情報やトレンドに至るまで幅広いトピックを定期的に発信しています。この記事がそれらにご興味のある方々と弊社の接点となれれば幸いです。 今回は船を操縦する為に必要なライセンス『小型船舶操縦免許』についてその種類や基礎知識をご紹介します。
小型船舶操縦免許とは?
ヨット・ボート・クルーザー・水上バイクetc…個人所有またはレンタルの船舶を操船する為には自動車や自動二輪車と同様に運転免許証が必要です。それを『小型船舶操縦免許(こがたせんぱくそうじゅうめんきょ)』と言い、現在海に限ると「1級小型船舶操縦士」「2級小型船舶操縦士」「特殊小型船舶操縦士」の3種類に分類され船の大きさや重量、就航できる水域制限によってランク分けされています。それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
特殊小型船舶操縦士
主にマリンレジャーの用途で使用される水上バイク(水上スクーター)・マリンジェットなどの操縦が可能な船舶操縦免許です。クルージングを楽しむ以外にもバナナボートやウエイクボード等のトーイング系マリンアクティビティの牽引も可能なので海・川・湖全てのフィールドにおいて遊びの幅を広げる事ができます。
免許取得資格
16歳から(15歳9ヶ月以上)
取得必要日数
約1~2日間
就航区域
湖・川・海岸から2海里(約3.7km)まで
2級小型船舶操縦士
20トンまたは24メートル未満のボート・ヨットやクルーザー等々を操縦することが可能で、3種類に分類されている小型船舶免許の中で最も一般的な船舶操縦ライセンスです。海釣りやその他ボートフィッシング、ウエイクボードなどのマリンアクティビティや船上クルージングパーティなど多様な楽しみ方が可能です。
免許取得資格
16歳から(15歳9ヶ月以上)
取得必要日数
約1~2日間
就航区域
湖・川・海岸から5海里(約9km)まで
1級小型船舶操縦士
これまで挙げた「特殊小型船舶操縦士」や「2級小型船舶操縦士」の2種とは異なり、就航できる海域に制限がなく外洋までも出ることができる本格的な航海が可能な船舶操縦免許です。 マリンレジャーの用途としてだけではなく”本物の船乗り”を目指す方はこの「1級小型船舶操縦士」の免許取得を目指しましょう。
免許取得資格
18歳から(17歳9ヶ月以上)取得必要日数
約4日間就航区域
無制限(ヨット以外の小型船舶で海岸から100海里(約185km)を越える海域を航行する場合は、船長の他に六級海技士(機関)以上の者を乗船させる必要があります。)
以上が『小型船舶操縦免許』取得に際して知っておきたい種類とその基礎知識です。基本的に視力や聴力など規定の身体適正基準を満たし短期間の講習を受ければ誰にでも取得することが可能なので、船舶免許取得をお考えの方はお近くの小型免許教習所及びスクールを検索しライセンス取得にチャレンジしてみましょう。
『小型船舶操縦免許の取得方法』についてはこちらの記事をご覧ください。 株式会社Aidea(アイデア)が開発・運営するアプリケーション《Aisea(アイシア)》は、小型船舶免許を取得しマリンレジャーなどで船を楽しまれる方にもご活用いただけるサービスです。他の船舶の情報を的確に把握し安全なクルージングをお楽しみください。機能概要については《Aisea(アイシア)》製品サービス概要説明ページからご確認ください。