海事産業の安全と安心をITで支えたい/代表取締役社長インタビュー
プラットフォーム「Aisea」で海事産業のDXを推進アイディア株式会社は「船の安全と安心を、世界一快適に」をビジョンに掲げ、AIやIoTを活用した海事産業のDX化に日々取り組んでいます。今回は、代表取締役社長CEO下川部知洋にインタビュー…
視点を変えると新しいアイディアが見えてくる
代表取締役 社長 CEO 下川部 知洋
DIMLIGHT ESPRESSO Coffee Roasters 代表 西松 好泰
アイディアにはさまざまなこだわりがある。
そのこだわりをフカボリして、会社の新しい一面を紹介する。
日本人が、ひとりあたり1年間に飲むコーヒーの量は、約350杯。(ICO統計 2022年のデータより/コーヒー1杯あたり豆10g換算)ほぼ1日に1杯だ。そんなに飲むならおいしい方がいい…
おいしくてこだわりのつまったコーヒーが、アイディアのオフィスにあるらしい…
今回は、そんなコーヒーについてフカボリしていこう。
下川部:物心ついたときからコーヒーの香りが大好きでした。親がよく飲んでいたので、その香りを嗅いでいたからかな(笑)
そう語るのは、アイディア社 下川部 社長。
下川部:ただただ味と香りが好き。独特の苦味だったり、酸味だったり。そのままの味を楽しみたいから、ミルクや砂糖は入れない派です。それと、1杯を2〜3時間かけてゆっくり飲むのも好き。温度で変化する味を楽しんでいます。もちろん、会社でもよく飲みます。水やほかの飲み物とは違い、香りや味わいで緩急をつけてくれる。仕事をするうえでの大事なツール、相棒と言っても過言ではありません。
そんな彼には、“理想のコーヒー”があるそうだ。
下川部:苦味、酸味、甘味、どれかが弱すぎても強すぎてもダメ。ストレスを感じず、豊かな風味だけ残してスッと消えるような“ずっと飲み続けられるコーヒー”、邪魔をせず寄り添ってくれる味が理想です。
下川部氏はアイディア社が創業まもない頃、代々木のエスプレッソ専門店で理想のコーヒーと出会った。その出会いについてこう振り返る。
下川部:初めて飲んだときは驚きました。『うまいじゃん! すごいじゃん!』って。コーヒーの淹れ方は大きく2種類あって、ゆっくりとお湯を注いで抽出する“ドリップ”と、専用の機械で強い圧力をかけて急速に抽出する“エスプレッソ”に分けられます。それまではドリップ式のコーヒーをよく飲んでいました。エスプレッソは味が強いので。でも、あるお店でエスプレッソを使ったメニュー“アメリカーノ”をいただいて、いままでの認識が完全に変わりました。それが、DIMLIGHT ESPRESSO(ディムライトエスプレッソ)のマスター、西松さんとの出会いでした。
コーヒー好きの下川部氏が認識を改めるほどのコーヒーを淹れるのは、どんな人物なのだろう。お話を聴きに、ご本人のもとへ向かった。
代々木駅から徒歩3分の場所にあるDIMLIGHT ESPRESSO Coffee Roasters。お店のマスター、西松氏は下川部氏との出会いをこう語った。
西松:下川部さんとお会いしたのは7年くらい前、お互い起業して駆け出しの時期でした。当時の店舗で淹れていたアメリカーノを気に入っていただきました。それからずっとお世話になっています。
出会った当時の印象を聴くと。
西松:違いがわかる人だと思いました。豆の種類を変えたり、抽出方法を試行錯誤しているときも敏感に反応してくれるので『あっ、この人ただのコーヒー好きじゃないな。“コーヒーギーク”だ』って。好きをとおり越して知識や愛情が深い人を“コーヒーギーク”って呼ぶんですけど… 彼はまさに“それ”ですね(笑) コーヒーって、休憩とか仕事とか、なにかと一緒に楽しむものだと思っています。だから、今日はこれを飲むぞって来られる方は少ないんです。下川部さんは違って、コーヒーをメインで楽しむ人でした。1杯に人生を賭けている身として、真正面から味わってくれるのは嬉しかったですね。
西松氏にも“理想のコーヒー”があるようだ。
西松:1杯飲んだら満足してしまうようでは、味が強すぎるんです。かといって弱すぎず、毎日2、3杯飲んでも飲み飽きない、“なにかに寄り添うコーヒー”が私の理想です。
ふたりに話を聴いてみると、驚いたことに“理想の味”はまったく同じものだった。
“理想のコーヒー”をオフィスでも楽しみたいと考えていた下川部氏は、現在の新宿ミライナタワーへ移転を機に、 “エバシス カメオC’2m”を導入。目指すのは、衝撃を受けたあの“DIMLIGHT ESPRESSOのコーヒー”。下川部氏はさっそく味の調整を始めたが、思いもよらぬ問題に直面してしまう。
下川部:このマシンはカフェやレストランでも使用されていて、ボタンを押せば誰でも本格的なコーヒーが出せます。しかし、目指す味にするためには事前に細かい調整をしなくてはいけません。これが難しい。飲む側として味の目標はあるけど、作り手としての知識がついてこない。なにを基準に調整すればその味になるのか見当もつきませんでした。そこで、西松さんにマシンの調整をお願いしました。
西松:そもそも、私たちバリスタが店で使っているものとは構造が異なるので、味を完全に再現することは難しい。だから店で出している味を100点として、大体60〜70点くらいを目指して調整をすすめました。しかし彼の目指す点数はもっと高かった(笑) その期待に応えるために、まずは基本から見直しました。豆の量、お湯の量、蒸らす時間、圧力のかけ方などを自分の店のレシピに近づけたのです。その時点である程度おいしくなりましたが、彼の望む点数には届かないと思いました。そこからは、マシン自体のクセを理解して微調整を繰り返しました。設定以外にも、その日の豆によって味の変化が出過ぎないように、購入いただく豆の剪定も慎重におこなうようにしました。
こうした地道な努力により、コーヒーは想像以上の出来上がりになった。
調整後のコーヒーについて、下川部氏はこう語る。
下川部:劇的に変わりました。一緒に飲んだ総務メンバーも驚いたくらいです。味のバランスが取れていて、ストレスを感じない。まさに“理想のコーヒー”でした。それと、私が西松さんのお店でハマっていたもうひとつのメニュー“ドロップ”(現在は販売中止)。濃いエスプレッソと濃い牛乳が断層のようになっていて、口の中で完成させるんです。これがとてもうまい! それを再現とは言えませんが、アイディアのラテは、強いエスプレッソに負けない濃い牛乳を使用しているので、カフェラテもオススメです。西松さんの知識と経験によってマシンのポテンシャルを十二分に引き出していただき、改めてプロにお願いしたありがたみを感じました。
西松氏協力のもと、“理想のコーヒー”をオフィスで提供できるようにした下川部氏。
なぜ、ここまでコーヒーにこだわるのだろうか。
下川部:ミライナタワーに会社を移転する際、お客様を迎え入れることを前提にオフィスデザインをおこないました。普通のオフィスにするのではなく、“楽しんで仕事ができる空間”をコンセプトに、お客様と一緒になってより良いアイディアを生みだせる場所にしたい… そのためにおいしいコーヒーは、欠かせない。だからこそ、オフィスへ足を運んで下さる方々と、私の理想とする味を共有したかったんです。実現するために協力してくれた西松さん、日々マシンの管理をしてくれている総務メンバーには、本当に感謝しています。
そう言い終わると、下川部氏は最後にこう付け加えた。
下川部:実は… 私はコーヒーだけではなく、日本茶や紅茶も好きでこだわりがあるんです(笑)
楽しんで仕事ができるアイディアのオフィス。
訪れた際には、こだわりのコーヒーでおくつろぎください。
取材協力:DIMLIGHT ESPRESSO Coffee Roasters
ラテやシグネチャーメニューの「MAGIC」など、
こだわりのエスプレッソドリンクが楽しめる。
手作りのフードメニューや、豆の販売もおこなっている。
住所:〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目42−6メゾン共和 101
TEL:03-5350-6220
営業時間:09:00-18:00
定休日:無し
Instagram:https://www.instagram.com/dimlightespresso/
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