海上の安全を守る『船舶自動識別装置(AIS=エーアイエス)』ってなに?
Aidea(アイディア)株式会社のコラムをご覧いただきありがとうございます。我々Aideaは「船の安心と安全を、世界一快適に」を理念に掲げ《Aisea(アイシア)》と言うアプリの開発・運営を行っています。当コラムでは船舶や海洋に関する基礎知識から最新情報やトレンドに至るまで幅広いトピックを定期的に発信しています。この記事がそれらにご興味のある方々と弊社の接点となれれば幸いです。
さて第1回目となる今回は、Aidea株式会社のサービスに関係する『船舶自動識別装置(AIS=エーアイエス)』についてその概要と基礎知識をご紹介します。
AIS=エーアイエスとは?
船舶自動識別装置『AIS(Automatic Identification System/エーアイエス)』とは、海上を就航する船舶の情報(識別符号・船名・位置・針路・船速・行き先等)をAIS専用周波数により自動的且つ定期的に送受信を繰り返し、それらの情報を集積し共有するシステムそのもののことを指します。
条約により搭載が義務付けられている
海の上を往来する船舶同士及び陸上に常設されている海上交通センターの情報交換をスムーズにすることで海上での衝突事故・海難事故を未然に防ぐこと等を主な目的とし、「人命安全」の観点から”船舶の安全性確保のための規則”である『SOLAS条約(International Convention for the Safety of Life at Sea・海上における人命の安全のための国際条約)』により一定の対象船舶(中・大型船)に対してAIS装置搭載が義務付けられています。
今後の展望
この『船舶自動識別装置 AIS』を船に搭載していることで広い大海原に数多散らばる船やボートのあらゆる情報をデータ化・可視化し操船する乗員は周辺の船舶状況把握が容易になり、より安全に船をコントロールすることが可能になります。現在は一定の基準を満たす船舶にのみ搭載されていますが、将来的にはレジャー目的の小型ボート・クルーザーを含む海上に就航する全ての船舶に搭載されることが期待されています。

以上、『船舶自動識別装置(AIS=エーアイエス)』の基礎知識をご紹介させていただきました。我々株式会社Aideaが開発するアプリ《Aisea(アイシア)》は従来のAIS通信だけではなく、インターネットを会した「バーチャル無線通信」を活用し、アプリケーションを利用する全ての船舶情報をスマートフォンやタブレット端末上でリアルタイムに表示し情報交換することが可能です。製品の詳しい情報は定期的に発信していきます。